春間近ですね
2019年 03月 03日
もう3月です。
花粉に悩まされる日々が訪れましたね。。
いまさらですが、お正月に読んだ本(実は読み終わったと思い込み、数ページ読み残していた…)が、とても良かったのでご紹介を。
宮下奈都さんの 羊と綱の森。
学生時代に学校に訪れたピアノ調律師さんを、体育館まで案内したことがきっかけとなり、音楽と無縁の生活を過ごしてきた青年が調律師となり成長してゆくお話です。
正解がひとつだけではない、ゴールも曖昧な職種で、たくさんの先輩方の仕事への向き合いかた・折り合いのつけ方などなどや、お客様それぞれの希望・思いを経て、自分なりの道を探していくストーリーがとても興味深く、愉しくもありました。
ピアノの作りや調律の仕方なども、細かく表現されていて
そういう構造だったのかー、、という勉強にもなりました。
ピアノを弾かれる方は、よりおもしろく読めるのではないでしょうか。
登場人物の静かな情熱を感じられ、たまには耳を澄まして考え感じていきたいなと思いました。
そして、なにかを極めて技術を磨くってやはりすばらしいな とも。
では、また
by tacllife
| 2019-03-03 14:18
| 本の話